代表理事からのご挨拶（2024年6月20日）

一般社団法人 IT産業懇話会
代表理事　由利　孝

1960年9月24日生　東京都出身
1983年4月ニチメン株式会社（現・双日株式会社）に入社。1987年にニチメンデータシステム株式会社（現・テクマトリックス株式会社）に出向。2000年3月にテクマトリックス株式会社代表取締役社長に就任。
2024年4月テクマトリックス株式会社代表取締役退任
リスクモンスター株式会社　社外取締役（現任）
レーザーテック株式会社　社外取締役（現任）
趣味：音楽鑑賞、読書、美術鑑賞

去る６月２０日（木）の本会設立１０周年の総会に併せて開催された理事会において代表理事を拝命し、重責に身の引き締まる思いです。その就任にあたり一言ご挨拶申し上げます。

まず初めに、前代表理事の西野隆英様には、IT産業懇話会設立時より理事を勤められその後の代表理事在位８年の間、一般社団法人としての本会の確立、その理念である企業と大学・専門学校を繋ぐ橋渡しとしての役割を存分に担ってきていただきました。その間、多くの改革を実行され、企業・学校双方の会員の発展、大きくはIT業界の発展に多大な貢献をなされたことに尊敬と敬意を表します。

西野様は、同じIT業界の人間として２０数年来のお付き合いがある大先輩であり、請われて理事への就任に至ることとなりました。徐々に引き継いでいくものと思っておりましたが、西野様の体調のこともあって急遽代表理事就任となりました。なお、西野様には幸い理事としては今後も留任いただくことになっており、少しほっとしております。

さて、現在、わが国を取り巻く環境は新型コロナウイルス感染症の影響を未だ払拭しておりません。しかし、こうした状況下でDX（デジタルトランスフォーメーション）が加速し、今まで対面でしか行われて来なかったコミュケーションが、オンラインミーティングシステムなどのリモート対応に切り替わり、IT技術が生活、ビジネスに大きな変化と影響をもたらしてきております。これらの技術革新は「就活」の場でも今までにない変化を生み出し、生成AIを始めとするデジタル化の進展は、新しい雇用創出にまで至り、本会が担う役割も益々重要度を増すものとなってきております。

こうした時代の変革の真っ只中、IT産業懇話会も設立１０周年を迎えることとなりました。会員各位には長きに渡りご支援・ご協力を賜りましことに改めて感謝申し上げます。

社会・経済情勢の大きな変化は、IT人材の採用の景色にも年々大きな変化を与え続けております。

会員各位が共通の目的のもとで参加し、活動することで社会に貢献することが本会の目指すところです。今年度より始めた新規事業の展開等々の経験を礎に、新たな方向性を見据えた事業展開を、更に進めていく時期に差しかかってきております。そんな中、私もIT産業懇話会の次代の発展に向けた事業開発に皆様とともに取り組んでいきたいと思っております。

最後になりますが、皆様方には今後ともご指導・ご鞭撻を賜わりますよう、よろしくお願い申し上げます。